「auひかりとビッグローブ光って、どっちがおすすめなの?」
どっちもauスマートバリューや自宅セット割が適用されるので、auひかりとビッグローブ光のどっちを選んでいいのか迷いますよね?
しかし、auひかりとビッグローブ光には料金や通信速度、提供エリアに違いがあるので、選び方によってお得さや快適さが大きく変わります。
そこで光回線の現役営業マンが、auひかりとビッグローブ光の違いを徹底比較し、「料金はどっちが安いの?」「通信速度はどっちが速いの?」という疑問をわかりやすく解説していきます。
auひかりとビッグローブ光のどっちを契約しようか迷っている人は、本記事を読むことで、あなたに最適な光回線が見つかるはずです。
筆者のプロフィール
HIRO
マンションオーナーや管理会社向けに、光回線を提案している業界15年目の営業マンです。全国各地の光回線に携わり、業界の最新情報や裏事情などにも熟知。当メディアでは他サイトでは絶対に手に入らない、光回線のお得な情報や裏ワザなどをご紹介します。
auひかりとビッグローブ光の料金プランの違い
auひかりとビッグローブ光の料金プランの違いを確認していきます。
どっちの光回線がお得に利用できるのか、確認してみましょう。
auひかりの料金プラン
まず、auひかりの戸建てタイプとマンションタイプの詳細を確認していきます。
タイプ別にそれぞれの料金プランを見ていきましょう。
auひかりの戸建てタイプ
auひかりの戸建てタイプでは、1ギガ/5ギガ/10ギガの3つのコースが選択できます。
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
ホーム1ギガ | 3年契約:5,610円 2年契約:5,720円 |
ホーム5ギガ | 3年契約:5,610円 2年契約:6,270円 |
ホーム10ギガ | 3年契約:6,468円 2年契約:7,128円 |
※1ギガ(3年契約)は、3年目以降は5,390円
※5ギガ(3年契約)は、4年目以降は5,940円
※10ギガ(3年契約)は、4年目以降は6,798円
基本的にはホーム1ギガでも十分快適に利用できますが、オンラインゲームや家族みんなで利用する場合には高速プランもおすすめです。
なお、auひかりのホーム5ギガ/10ギガでは、毎月550円のスタート割が3年間適用されるので、ホーム5ギガと1ギガは同一料金で利用できます。
auひかりのマンションタイプ
auひかりのマンションタイプは、全部で8種類の料金プランが用意されています。
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
タイプG ・下り:664Mbps ・上り:166Mbps | (お得プラン) 16契約以上:4,180円 8契約以上:4,510円 (通常プラン) 16契約以上:5,390円 8契約以上:5,720円 |
タイプV ・下り:100Mbps ・上り:100Mbps | 16契約以上:4,180円 8契約以上:4,510円 |
都市機構 ・下り:100Mbps ・上り:100Mbps | 4,180円 |
都市機構G ・下り:664Mbps ・上り:166Mbps | (DX-G) お得プラン:4,180円 標準プラン:5,390円 (DX) 4,180円 |
タイプE ・下り:100Mbps ・上り:100Mbps | 16契約以上:3,740円 8契約以上:4,070円 |
タイプF ・下り:100Mbps ・上り:100Mbps | 4,290円 |
マンションギガ ・下り:1Gbps ・上り:1Gbps | 4,455円 |
マンションミニギガ ・下り:1Gbps ・上り:1Gbps | 5,500円 |
ただし、ユーザーが好きな料金プランを選べるわけではなく、建物の設備によって利用できるプランが限られています。
そのため、現在主流の最大1Gbpsを利用したくても、建物が未対応の場合には最大100Mbpsまでしか利用できない場合があります。
auひかりのマンションタイプを利用するなら、事前に利用できるプランを確認してください。
ビッグローブ光の料金プラン
次に、ビッグロープ光の戸建てタイプとマンションタイプを確認していきます。
ビッグローブ光の料金プランをタイプ別に見てみましょう。
ビッグローブ光の戸建てタイプ
まずは、ビッグローブ光の戸建てタイプの料金プランをご説明します。
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
ファミリー1ギガ (3年契約) | 5,478円 (1年目:5,046円) |
ファミリー10ギガ (2年契約) | 6,270円 (1年目:5,046円) |
基本的にファミリー1ギガでも十分快適に利用できますが、インターネットのヘビーユーザーであれば10ギガタイプもおすすめです。
また、利用開始から1年間は割引特典が適用されるため、1ギガでも10ギガでも月額料金が5,046円で利用することができます。
ビッグローブ光のマンションタイプ
次に、ビッグローブ光のマンションタイプの料金プランを確認してみます。
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
マンション1ギガ (3年契約) | 4,378円 (1年目:3,964円) |
マンション10ギガ (2年契約) | 6,270円 (1年目:3,964円) |
auひかりではマンションタイプで10ギガの利用ができませんでしたが、ビッグローブ光ではマンションでも10ギガの利用が可能です。
また、ビッグローブ光のマンションタイプでは、入会特典の割引が適用されるため、1年目の月額料金は1ギガでも10ギガでも変わりません。
ただし、2年目以降は月額料金の差が1,892円と広がり、1ギガと比べて10ギガは年間22,704円も料金が高くなってしまいます。
そのため、インターネットのヘビーユーザーでもない限りは、基本プランのマンション1ギガの利用をおすすめします。
auひかりとビッグローブ光の通信速度の違い
auひかりもビッグローブ光も、最大通信速度は下り・上りともに1Gbpsが利用できます。
しかし、実際に利用する時の速度を示す実測値においては、異なる数値が測定できました。
auひかりとビッグローブ光は、いったいどっちが速い光回線なのかを解説していきます。
auひかりの通信速度
まず初めに、auひかりの直近3ヶ月間の平均速度を確認してみましょう。
下り | 575.27Mbps (かなり速い) |
---|---|
上り | 559.84Mbps (かなり速い) |
Ping | 14.36ms (かなり速い) |
auひかりでは独自の光回線が利用されているため、auひかりユーザーしか利用できない専用ルートで通信を行うことができます。
そのため、夜間帯などのピークタイムでも回線混雑が起こりづらく、平均速度も非常に速い数値を叩き出しています。
auひかりの平均速度は数ある光回線の中でも上位に位置しており、インターネットのヘビーユーザーでも安心して利用することができます。
ビッグローブ光の通信速度
対する、ビッグローブ光の直近3ヶ月の平均速度はどうなっているのでしょうか?
下り | 336.71Mbps (速い) |
---|---|
上り | 303.22Mbps (速い) |
Ping | 17.60ms (速い) |
ビッグローブ光は、フレッツ光+プロバイダがセットになった光コラボのため、他社通信会社と光回線を相乗りしています。
そのため、夜間帯などのピークタイムでは回線混雑が起こりやすくなり、著しく通信速度が遅くなってしまう可能性があります。
とは言え、平均速度が300Mbpsを超えているため、オンラインゲームのヘビーユーザーでもない限りは、気にするレベルではありません。
auひかりとビッグローブ光の提供エリアの違い
auひかりとビッグローブ光では、提供されているエリアにも違いがあります。
それぞれの光回線の提供エリアについて、詳しく解説していきます。
auひかりの提供エリア
auひかりは、戸建てタイプとマンションタイプで提供エリアが異なります。
auひかり戸建てタイプの提供エリア
auひかりの戸建てタイプは、中部(静岡・愛知・岐阜・三重)、関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)、沖縄では利用できません。
エリア | 都道府県 |
---|---|
北海道 | 北海道 |
東北 | 青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島 |
関東 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・茨城・栃木 |
甲信越 | 山梨・長野・新潟 |
北陸 | 富山・石川・福井 |
中国 | 岡山・鳥取・島根・広島・山口 |
四国 | 香川・徳島・愛媛・高知 |
九州 | 福岡・佐賀・長崎・大分・宮崎・熊本・鹿児島 |
中部と関西でauひかりの戸建てタイプが展開されていない理由は、KDDIと業務提携をしている中部電力にはコミュファ光があり、関西電力ではeo光を展開しているためです。
同じ光回線サービスを展開する電力会社と競合しないようにするため、中部と関西ではauひかりを利用できないようにしているわけです。
同じく沖縄ではグループ会社の沖縄セルラー電話が「auひかりちゅら」を展開しています。
こちらも競合関係にならないよう、沖縄県ではauひかりの戸建てタイプは利用できません。
auひかりマンションタイプの提供エリア
auひかりのマンションタイプは戸建てタイプとは異なり、全国で利用することができます。
ただし、auひかりのマンションタイプを利用するには、お住まいの建物にauひかりの設備が導入されていることが条件になります。
そのため、auひかりの設備が導入されていない集合住宅では、マンションタイプに申し込むことができません。
加えて、auひかりのマンションタイプが利用できた場合でも、プランによっては最大100Mbpsまでしか利用できない場合があります。
そのため、集合住宅にお住まいの人は、auひかりのエリア検索にて利用の可否と利用可能なプランを事前に確認しておきましょう。
ビッグローブ光の提供エリア
ビッグローブ光では、1ギガと10ギガで提供エリアが異なります。
ビッグローブ光1ギガの提供エリア
ビッグローブ光1ギガでは、NTTフレッツ光ネクストが利用されています。
NTTフレッツ光ネクストは人口カバー率96.9%となっているため、基本的には全国どこでもビッグローブ光1ギガを利用することができます。
また、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボでは、NTTフレッツ光が利用されています。
そのため、光コラボからの乗り換えは、ONU(回線終端装置)を入れ替えるだけで、工事不要で乗り換えることもできます。
ビッグローブ光10ギガの提供エリア
ビッグローブ光10ギガでは、NTTフレッツ光クロスが利用されています。
そのため、NTTフレッツ光クロスが提供されているエリアで、ビッグローブ光10ギガも利用することができます。
エリア | 都道府県 |
---|---|
北海道 | 北海道 |
東北 | 宮城、福島(2025年1月)、 青森(2025年3月)、岩手(2025年3月) 秋田(2025年3月)、山形(2025年3月) |
関東 | 東京、神奈川、千葉、埼玉 栃木、群馬、茨城 |
中部 | 愛知、静岡、岐阜、三重 新潟、長野、山梨(2025年1月) |
近畿 | 大阪、和歌山、京都 奈良、滋賀、兵庫 |
中国 | 広島、岡山 |
四国 | 愛媛 |
九州 | 福岡、佐賀、熊本 鹿児島、宮崎 |
提供エリアの拡大は順次進んでいますが、全国で10ギガが利用できるようになるまではまだまだ時間がかかりそうです。
加えて、現在提供エリアの都道府県であっても、市町村レベルまで深掘りすると未提供エリアになっていたりします。
auひかりとビッグローブ光の評判・口コミの違い
auひかりとビッグローブ光の違いについてご説明してきましたが、実際のユーザーの使用感はどうなのでしょうか?
X(旧Twitter)でポストされていた、auひかりとビッグローブ光の評判・口コミを集めました。
auひかりの評判・口コミ
まずは、auひかりを実際に使っているユーザーからの評判・口コミから見ていきます。
auひかり 速い!
有線LANで今、 下り703Mbps、上り325Mbps。
引用元:@abeken_net
auひかりの測定結果(IPv6接続)
プロバイダ: au one net
Ping値: 8.0ms
ダウンロード速度: 778.14Mbps(超速い)
アップロード速度: 683.13Mbps(超速い)
引用元:@TakamitsuHiray1
スマホもauからpovo(だっけ?)に変えるし、もうauで固めるメリットないからauひかりも解約して別のにするかな、auひかりクソ遅い、タイプgエリアいつ拡張すんのよ
引用元:@kokusanmeat
独自の光回線を利用しているauひかりでは、他社光回線よりも通信速度が速く、非常に満足している評判・口コミが多くありました。
しかしながら、最大100Mbpsまでのマンションタイプを利用している人からは、速度が遅すぎる!という不満の声も‥。
そのため、auひかりのマンションタイプを利用するなら、料金プランと最大通信速度を確認してから契約した方が良さそうですね。
ビッグローブ光の評判・口コミ
次に、ビッグローブ光を実際に利用しているユーザーの評判・口コミを確認していきます。
ビッグローブ光 IPv6接続
IPoE(IPv6オプション)の測定結果
Ping値: 12.0ms
下り速度: 503.84Mbps(超速い)
上り速度: 292.38Mbps(非常に速い)
引用元:@maesar7
光回線をauひかり(アパートだけどホームタイプ)からビッグローブ光のマンションタイプへ変更 速度はかなり落ちるだろうと覚悟してたけど意外や速い
ルーターは自前のAterm WX5400HPで時間にもよるけど常時400Mbps以上は出てるから満足
引用元:@pesotapesota
節約したいけどちゃんとした光回線引きたくもある ビッグローブ光全然web会議ガタガタでダメだったんだよなぁ
引用元:@feelthebeeeet
ビッグローブ光の評判・口コミでも、通信速度の速さに満足しているという声を数多く確認することができます。
しかしながら、利用エリアや時間帯によっては通信速度が遅くなることもあるようで、auひかりよりも不満の声が気になりました。
ビッグローブ光では他社光回線とフレッツ光を共有しているため、利用エリアや時間帯などで回線混雑の影響があるのかも知れません。
auひかりとビッグローブ光はどっちがおすすめ?
ここまで、auひかりとビッグローブ光の違いについて解説してきました。
しかし、実際に契約するならどっちの光回線の方がおすすめなのでしょう?
そこで利用する人のタイプごとに、どっちの光回線がおすすめなのかをご紹介していきます。
auひかりがおすすめの人
auひかりとの契約をおすすめしたい人の特徴は、以下の通りです。
- 安定感のある光回線を利用したい人
- オンラインゲームをプレイする人
- プロバイダを自分で選びたい人
auひかりは独自の光回線を利用しているため、通信速度が非常に速く安定しています。
そのため、オンラインゲームなどの大容量データ通信を行う場合でも、時間帯を問わずに快適に利用することができるでしょう。
ただし、マンションタイプでは最大100Mbpsまでのプランもあるため、事前にお住まいの建物で利用できるプランを確認してください。
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ビッグローブ光がおすすめの人
ビッグローブ光との契約をおすすめしたい人の特徴は、以下の通りです。
- 月額料金を安く抑えたい人
- 開通工事に時間をかけたくない人
- 頻繁に引っ越しをしている人
ビッグローブ光はフレッツ光を利用した光コラボの光回線のため、全国どこでも利用できることがメリットです。
また、フレッツ光や他社光コラボから乗り換える場合には、工事不要でビッグローブ光に乗り換えることができます。
月額料金もauひかりより安いため、コストや使い勝手を重視したいなら、ビッグローブ光がおすすめと言えます。
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よくある質問(FAQ)
ここでは、auひかりとビッグローブ光の違いについて、よくある質問をまとめました。
auひかりとビッグローブ光の大きな違いは何ですか?
auひかりは独自の光回線を利用しているため、通信速度が速く安定しています。対するビッグローブ光ではフレッツ光を他社と共有しているため、工事不要で乗り換えできますが、混雑時には速度が遅くなる傾向にあります。
auひかりとビッグローブ光では、スマホセット割は利用できますか?
どっちの光回線を利用しても、auスマートバリューや自宅セット割が適用されます。スマホ料金から最大1,100円の割引が適用されるので、au/UQモバイルのユーザーは非常にお得です。
auスマートバリューや自宅セット割の適用条件はありますか?
光電話サービス(550円/月)のオプション加入が必須です。さらに、au/UQモバイルのMyページからセット割の申請が必要になります。また、申請月の翌月の料金よりセット割が適用されます。
auひかりとビッグローブ光は、KDDIが運営している光回線ですか?
auひかりはKDDIが直接運営する光回線で、ビッグローブ光はKDDIグループのビッグローブが運営する光回線です。どっちも同じ光回線サービスを展開していますが、auひかりは独自の光回線・ビッグローブ光は光コラボの光回線と使い分けています。
auひかりとビッグローブ光は、乗り換えできますか?
利用している光回線が異なるため、auひかり ⇔ ビッグローブ光で行き来することはできません。auひかり ⇔ ビッグローブ光を乗り換える際には、新規で開通工事を実施する必要があります。
まとめ
auひかりとビッグローブ光の違いについて、改めて確認してみましょう。
auひかり | ビッグローブ光 | |
---|---|---|
光回線の種類 | 独自回線 | フレッツ光 |
月額料金 (戸建て) | 5,610円 | 5,278円 |
月額料金 (マンション) | 3,740円~ | 4,378円 |
通信速度 | かなり速い | 速い |
提供エリア | 36都道府県 | 全国 |
auひかりは独自の光回線を利用しているため、大容量のデータ通信にも対応でき、時間帯を問わず通信速度が安定しています。
そのため、オンラインゲームを頻繁にプレイしたり、通信速度の快適さを求めるユーザーにおすすめの光回線と言えるでしょう。
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対するビッグローブでは、全国どこでも利用することができ、工事不要でフレッツ光や他社光コラボから乗り換えることができます。
そのため、ある程度の通信速度が利用できれば問題なく、料金や使い勝手も重視しておきたい!というユーザーにおすすめの光回線です。
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