ソフトバンクエアーは光回線のように開通工事をする必要がないので、すぐにインターネット環境を整えることができます。
しかしTwitterなどの口コミでは速度が遅い・不安定などの悪い評判が多いため、本当に契約しても良いのでしょうか。
そこで本記事では、評判・口コミから見えたソフトバンクエアーのメリット・デメリットを徹底的に解説していきます。
- すぐにでもネット回線を利用したい
- 引越しが多いので光回線が使えない
- ソフトバンク系列のスマホを利用中
忖度なしにソフトバンクエアーを考察したので、ぜひ最後までお付き合いください。
筆者のプロフィール
HIRO
マンションオーナーや管理会社向けに、光回線を提案している業界15年目の営業マンです。全国各地の光回線に携わり、業界の最新情報や裏事情などにも熟知。当メディアでは他サイトでは絶対に手に入らない、光回線のお得な情報や裏ワザなどをご紹介します。
ソフトバンクエアーの概要
まず初めに、ソフトバンクエアーのスペックや料金について解説していきます。
ソフトバンクエアーのスペック
ソフトバンクエアー(Airターミナル5)のスペックを解説していきます。
利用回線 | ソフトバンク |
最大通信速度 | 下り:2.1Gbps 上り:94Mbps |
無線LAN規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
接続台数 | 最大128台 |
寸法 | H225×W103×D103mm |
重量 | 1,086g |
ソフトバンクエアーはソフトバンクの回線を利用したホームルーターで、Airターミナル5より5G回線にも対応しています。
また無線LAN規格も最新の11ax(Wi-Fi6)に対応しているため、最大通信速度は2.1Gbpsまで速くなっています。
ソフトバンクエアーはモバイル回線を利用するため、工事がいらないのが特徴です。
ソフトバンクエアーの料金
月額料金 | 1年目:3,080円 2年目以降:5,368円 |
本体価格 Airターミナル5 | ※実質無料 |
事務手数料 | 3,300円 |
契約期間 | 2年間 |
解約違約金 | 10,450円 |
ソフトバンクエアーでは、AirターミナルGoGoキャンペーンが適用されるため、利用開始から12ヶ月間は2,288円が割引されます。
また本体価格71,280円についても、1,980円×36回の割引が適用されるため、3年以上利用すれば本体代は無料になります。
なお本体代の支払いは、12回・24回・36回・48回・60回の5つの中から選択できます。
ソフトバンク5Gの提供エリア
2023年1月末現在のソフトバンクの提供エリアをご紹介します。
※ピンク色のエリアが5G提供エリア
関東エリアを中心に東海・関西エリアでも、5Gが利用できるようになっており、2023年春以降に5Gエリアはさらに拡大される予定です。
ただし本来の5Gであるミリ波(28GHz)に対応しているエリアは少なく、4G/LTEを流用したSub6のエリアが主流となります。
最大20Gbpsを超える高速5Gになるのは、まだまだ先の話になりそうですね。
ソフトバンクエアーのメリット
ソフトバンクエアーを利用するメリットをご紹介していきます。
- 開通工事がいらない
- データ容量に制限がない
- スマホの料金が安くなる
メリット①:開通工事がいらない
ソフトバンクエアーはモバイル回線を利用しているので、光回線のような工事が不要です。
コンセントに電源プラグを挿すだけで、インターネットの環境を整えることができます。
ソフトバンクエアーなら、最短3日で開通します。
光回線では開通工事が必要なため、約1ヶ月程度の待機時間が必要ですが、ソフトバンクエアーではすぐにインターネットが利用できます。
メリット②:データ容量に制限がない
ソフトバンクエアーはスマホのように、データ容量に制限がないため、どれだけ使っても通信速度が制限されないと言われています。
そのため、大容量のオンラインゲームをダウンロードしても、安心してインターネットを利用することができます。
ただし通信が集中する時間帯や特定エリアでネットワークが高負荷になった場合には、速度制限が設けられる場合があります。
・ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
引用元:ソフトバンクエアー公式サイト
・特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
メリット③:スマホの料金が安くなる
ソフトバンクエアーは「おうち割光セット」の対象回線のため、ソフトバンクもしくはワイモバイルのスマホ料金がお得になります。
キャリア | 割引額 |
---|---|
ソフトバンク | 550~1,100円 |
ワイモバイル | 550~1,188円 |
光回線のソフトバンク光では、ひかり電話のオプション加入が必要でしたが、ソフトバンクエアーの場合にはオプション契約は不要です。
ソフトバンクユーザーなら、一人暮らしの場合でも年間13,200円がお得になります。
ただし格安プランLINEMOには、スマホセット割は対応していません。
ソフトバンクエアーのデメリット
ソフトバンクエアーのデメリットについて、解説していきます。
- 通信速度が遅い・不安定
- 登録した住所でしか利用できない
- 解約費用が高い
デメリット①:通信速度が遅い・不安定
ソフトバンクエアーでは、Airターミナル5から5Gに対応できるようになりました。
最新の無線LAN規格である11ax(Wi-Fi6)に対応し、通信の高速化に期待が持てるかと思っていましたが、実際の通信速度は…。
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 36.46ms | 145.77Mbps | 12.54Mbps |
昼 | 36.71ms | 118.63Mbps | 10.26Mbps |
夕方 | 39.55ms | 93.26Mbps | 9.23Mbps |
夜 | 42.75ms | 87.82Mbps | 10.63Mbps |
深夜 | 36.53ms | 123.55Mbps | 10.49Mbps |
5G未対応のAirターミナル4よりもだいぶ速くはなりましたが、同じ5G対応のドコモhome5Gと比べると物足りなさを感じます。
Twitterの口コミでも、ソフトバンクエアーの通信速度が遅い・不安定・ゲームには向かないとの声が多数上がっています。
FPSなどのオンラインゲームをプレイするなら、光回線がおすすめです。
デメリット②:登録した住所でしか利用できない
ソフトバンクエアーなどのホームルーターは、モバイル回線を利用していますが、登録した住所以外で利用することができません。
仮に登録した住所以外で利用していると、通信速度が制限されてしまいます。
住所変更をしたのに、速度制限されている人もいました。
外出先でもWi-Fiを利用したければ、WiMAXやポケットWi-Fiなどのモバイルルーターを利用しましょう。
ソフトバンクエアーはあくまでも、光回線の代用と考えておく必要があります。
デメリット③:解約費用が高い
現行の料金プランでは契約期間に縛りがなくなり、解約違約金がかからなくなりました。
ソフトバンクエアーは2年契約+自動更新となりますが、契約期間の途中で解約をすると違約金10,450円がかかります。
また本体代を支払い終えていない場合には、分割払いの回数と利用期間に応じて、Airターミナルの残債を一括で支払う必要があります。
利用期間 | 違約金 | 残債 | 合計 |
---|---|---|---|
6ヶ月 | 10,450円 | 59,400円 | 69,850円 |
12ヶ月 | 10,450円 | 47,520円 | 57,970円 |
18ヶ月 | 10,450円 | 35,640円 | 46,090円 |
24ヶ月 | 0円 | 23,760円 | 23,760円 |
30ヶ月 | 10,450円 | 11,880円 | 22,330円 |
解約金が高すぎることで、余計にソフトバンクエアーの評判を下げているんですよね。
まとめ
ソフトバンクエアーの評判・口コミから、メリット・デメリットを解説しました。
メリット | デメリット |
---|---|
工事がいらない 使い放題 スマホ割がある | 遅い・不安定 外では使えない 解約費用が高い |
コンセントに挿すだけでネットが使い放題のソフトバンクエアーですが、通信速度が遅くて使えないという評判が多いのも事実です。
個人的には光回線をおすすめしますが、どうしてもホームルーターを利用したい場合には、ドコモhome5Gを利用しましょう。
しかし、ソフトバンクのスマホセット割が魅力的に感じるのであれば、ソフトバンクエアーのOEM回線であるモバレコAirがおすすめです。
モバレコAirはソフトバンクエアーと通信品質は変わらず、2年間の月額料金がソフトバンクエアーよりもお得に利用することができます。
利用期間 | SoftBank Air | モバレコAir |
---|---|---|
1~2ヶ月 | 3,080円 | 2,167円 |
3~12ヶ月 | 3,080円 | 3,679円 |
13~24ヶ月 | 5,368円 | 3,679円 |
25ヶ月~ | 5,368円 | 5,368円 |
\ ソフトバンクエアーの料金がお得になる /
コメント