2026年1月31日をもって、一部の建物でVDSL方式のサービスが終了しました。対象となるのは、終了の案内が届いたユーザーです。
案内は来ていたが放置している方は、今すぐ光回線方式に乗り換えましょう。そのままにしておくとインターネットが利用できなくなります。
とは言え、光回線の契約やサービス内容は複雑なので、どこに乗り換えればいいのかわかりづらいですよね。
そこで、以下のポイントを通信業界に15年以上勤める筆者がわかりやすく解説します。
- なぜVDSL方式が終了したのか?その理由
- 光配線方式で速くなる?VDSL方式との違い
- 今からでも間に合う!失敗しない乗り換え先の選び方
VDSL方式から乗り換える際の参考に、ぜひ本記事を活用してください。
一部のマンションではVDSL方式が終了となる
「ネットが使えなくなるの?」と焦る前に、まずは事実をきちんと把握しておきましょう。
すべてのVDSLが終了するわけではなく、対象になるのは特定の条件を満たした建物だけです。
対象の建物と対象でない建物の違い
今回、サービスが終了になる建物は、光配線とVDSLの両方が導入されている「併設物件」のみ対象です。
すでに共有部から部屋まで光ファイバーが利用できるのに、VDSL機器もそのまま残っている建物から設備が撤去されていきます。
HIROVDSL方式しか利用できない建物は今のところ対象外なので、ひとまず安心してください。
該当する建物かどうかは、NTTやプロバイダから終了の案内が届いたどうかで判断できます。
自分の住まいがサービス終了対象なのかを確認する方法
NTT東西の公式サイトを確認すると、VDSL方式が終了する建物リストが公開されています。
あなたがお住まいの建物を検索して、リスト内に記載があるかを確認してみましょう。



「光コラボ」の利用者も、サービス終了の対象です。
光コラボ:フレッツ光+プロバイダ一体型のサービス。ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光などが該当。
VDSL方式が終わる理由と光回線方式のメリット
「今まで利用していたのに、なぜ強制的に終了になるのか」と疑問を感じる方もいるでしょう。
ここでは、VDSL方式が終了する理由と光配線方式に切り替えるメリットをご紹介します。
NTTがVDSL方式を終了する技術的背景
NTTがVDSL方式を終了する理由は、VDSL機器の部品が手に入りにくくなっていることが原因です。
VDSLの機器が故障して「ネットが利用できない」とユーザーから連絡があっても、在庫がなくなればサービスの提供ができなくなります。
また、VDSL方式では最大100Mbpsまでしか速度が出せず、落雷やノイズの影響を受けやすいといった特徴を持っています。
そのため、NTTとしてはVDSL方式を終了して、光配線方式に切り替えたいというわけです。


光配線方式に切り替えるメリット
ユーザー側もVDSL方式から光配線方式に切り替えることで、体感できるメリットがあります。
- 速度が最大100倍以上に
VDSLの上限は100Mbpsですが、光配線は最大1Gbps~10Gbpsまで対応 - 通信品質が安定する
光ケーブルは電磁ノイズの影響を受けないため、カクつきや突然の切断が激減 - リアルタイム性が向上
応答速度(Ping値)が改善されるため、FPS・格闘ゲームの快適さが向上



VDSL方式と光配線方式は月額利用料も同じなので、切り替えた方が絶対にお得です。
今からでも間に合う!失敗しない乗り換え先の選び方
VDSL終了対象の建物に住んでいた場合、VDSL方式のサービスが利用できなくなります。
ここでは、乗り換え先の選び方について、わかりやすく解説します。
独自回線:速度と安定性を重視したい方におすすめ
「とにかくネットを快適に使いたい」という方は、NURO光やauひかり、電力系光回線などの独自回線を利用しましよう。
独自回線は自社専用の光ファイバーを利用するため、回線混雑が起こりづらく、昼でも夜でも安定した高速通信に期待できます。



VDSL方式から乗り換えた直後は、通信速度や安定性の違いにビックリすると思います。
ただし、独自回線を利用する場合は、以下の点にご注意ください。
- 管理会社やオーナーの工事許可が必要
- 光ファイバー通線工事の立ち会いが必要
- 開通までに時間がかかる場合が多い
現在、筆者はNURO光を利用しています。NURO光の申し込みから開通までの期間は、以下の記事にまとめました。


光コラボ:手軽にアップグレードしたい方にピッタリ
「とにかく手軽にネットを使いたい」という方は、ドコモ光やソフトバンク光、ビッグローブ光などの光コラボがピッタリです。
今使っているスマホキャリアと合わせて契約することで、セット割でスマホ料金も一緒に安くできるのが最大の魅力でしょう。



全国どこでも利用できる・光コラボ間の乗り換えは工事不要といった点がメリットですね。
ただし、光コラボを利用する場合は、以下の点にご注意ください。
- 夜間帯は回線混雑が起きやすい
- 選択肢が無数にあるので選びづらい
今では大手光回線のほかに、契約期間に縛られない格安光回線なども増えてきました。学生さんや転勤族におすすめの縛りなし光回線は、以下の記事に詳しくまとめました。


5Gホームルーター:工事ができない・待てない方におすすめ
光配線方式が導入されているものの、共有部から部屋までの配管が潰れているなどの不都合で光ファイバーを配線できない場合は、5Gホームルーターを検討してください。
コンセントに挿すだけですぐにネットが使えるので、申し込んだ当日に5Gホームルーターの利用が可能です。



VDSLよりも通信速度が速いので、5Gホームルーターでも問題なくネットが利用できますよ。
ただし、5Gホームルーターを利用する場合は、以下の点にご注意ください。
- アップロード(上り)が非常に遅い
- 電波が悪いとまともに利用できない
- 使い過ぎると速度が制限される
個人的には、VDSL方式から光配線方式に切り替えできなかった場合のみ、5Gホームルーターの検討をおすすめします。


VDSL方式の終了に関するよくある質問
ここでは、VDSL方式が終了することに関連してよくある質問をまとめました。
このままVDSLを利用することはできないの?
VDSL終了予定の建物では、インターネットが利用できなくなります。対象の建物にお住まいでVDSLを利用している方は、1日でも早く光配線方式のプランに切り替えてください。
光配線方式に乗り換えた場合、工事費はかかるの?
一般的な光回線サービスでは、工事費無料のキャンペーンが適用されます。契約期間内に途中解約しなければ、導入工事費が発生することはありません。
VDSLを解約すると違約金はかかりますか?
契約内容によっては、違約金が発生するケースがあります。マイページやカスタマーサポートなどで、解約違約金が発生するか確認してください。
まとめ|VDSL方式が終了する前に光配線方式に乗り換えを
ここまでお伝えした通り、一部の建物ではVDSL方式が利用できなくなります。
そのため、以下の手順に沿って光配線方式に乗り換えてください。
- NTTのリストで対象の建物かを確認する
- 乗り換え先の光回線サービスを検討する
- 早めに申し込んで終了までに乗り換える
光配線方式への乗り換えは、手続きや工事が少し面倒に感じます。しかし、今は使えていても、確実にVDSL方式は終了となります。
「まだつながっているから大丈夫だろう」と放置せずに、1日でも早く光配線方式のサービスに乗り換えてください。
現在、VDSL方式の終了に伴い、詐欺まがいな電話勧誘や訪問営業が増えています。悪徳業者に騙されないためにも、光回線の申し込みはWebサイトがおすすめです。




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