「光回線を申し込んだら、工事は2か月後って言われた…そんなに待てないんだけど!」
その気持ち、痛いほど分かります。引っ越しや在宅勤務が決まったタイミングで光回線を申し込んだのに、工事まで2か月も待たされるなんて、正直ふざけるな!と言いたくなりますよね。
でも実は、光回線の工事が遅いのには明確な理由があります。そして知っておいてほしいのは、待っている間もネットを使える方法がちゃんとあるということ。
この記事では、光回線の工事がなぜこんなに遅いのか、その裏側を通信会社に勤める筆者が解説します。さらに「2か月も待てない!」という人のための、今すぐネットを使える退避ルートもご紹介します。
イライラしながら待つだけの時間を、賢く使える準備期間に変えていきましょう。
光回線の工事が遅くなる3つの理由とは?
結論:光回線の工事が遅いのは、NTTだけが悪いのではなく、電力会社や行政の許可待ち、そして申し込みの順番待ちが原因です。
「ただケーブル引くだけでしょ?」と思うかもしれませんが、実は光回線の工事には想像以上に複雑な手続きが絡んでいます。
ここでは、工事が遅くなる3つの主要な理由を解説します。
電力会社への電柱使用許可が必要
NTTなどの通信事業者は、あなたの家まで光ケーブルを引くために、電柱に線を通す許可を電力会社からもらう必要があります。
街中に立っている電柱のほとんどが、電力会社の所有物です。そして、NTTなどの通信事業者は、この電柱を借りてケーブルを這わせています。
この「電柱を借りる」ための手続きに、意外と時間がかかってしまっているんです。
- 電柱の所有者(東京電力、関西電力など)に申請を出す
- 現地調査で電柱の強度や空きスペースを確認
- 使用許可が下りるまで待つ(数週間〜1か月)
特に古い電柱や、すでにケーブルがパンパンに詰まっている電柱では、電柱設備の追加工事が必要になることもあります。
「勝手に線を引けばいいじゃん」とはいかないのが、インフラ工事の現実です。
道路使用・掘削に行政の許可が必要なケースがある
地下に光ケーブルを埋める場合、警察署や道路管理者への許可申請が必須です。
あなたの家が電柱から遠かったり、景観保護のため電線が地中化されている地域では、道路を掘ってケーブルを埋める工事が発生します。
この「掘削(くっさく)」工事には、以下のような許可が必要になります。
- 道路使用許可:警察署に申請(1〜2週間)
- 道路占用許可:国道なら国、県道なら県、市道なら市に申請(2〜4週間)
- 掘削許可:道路管理者に申請
しかも、これらの申請は「同時進行」ではなく、段階的に進むことが多いんです。つまり、1つ許可が下りてから次の申請という流れ。
残念ながら、行政の処理スピードは民間企業と比べて遅いため、ここでもロスタイムが発生しているというわけです。
繁忙期は申し込みが集中して工事が順番待ちになる
3〜4月の引っ越しシーズンなどでは、工事の申し込みが殺到して順番待ちが長期化します。
光回線の工事が最も混み合うのは、以下の時期です。
- 3月〜4月:引越しシーズンの予約殺到
- 9月〜10月:秋の転勤・異動による予約増
- 年末年始:業者の休暇による稼働減
この時期は、工事業者の数が足りません。さらに、どんなに頑張っても、1日に対応できる工事件数には限界があります。
特に人気エリア(都心部や新築マンションが多い地域)では、申し込みから工事まで2〜3か月待ちも珍しくありません。
さらに追い打ちをかけるのが、工事作業員の人手不足。電気工事の資格を持つ技術者は限られていて、簡単には増やせないんです。
工事日はいつ決まる?連絡が来ない時の確認方法
結論:工事日は申し込みから2〜4週間後に連絡が来るのが一般的ですが、連絡が遅い場合は自分から問い合わせましょう。
申し込んだのに全然工事の連絡が来ないと、不安になりますよね。ここでは工事日が決まる流れと、連絡が来ないときの対処法を解説します。
工事日が決まるまでの一般的な流れ
申し込みから工事完了までは、最短で2週間、通常1〜2か月かかります。
一般的な流れはこうです。
- 光回線を申し込む
- 申し込み受付の確認メール・SMSが届く(当日〜3日以内)
- 工事日調整の連絡が来る(1〜3週間後)
- 工事日確定の通知が届く(工事の1週間前)
- 工事当日(立ち会いが必要な場合が多い)
ここで重要なのは、工事日の連絡は「申し込み受付」とは別だということ。
「申し込み完了メールが来たから安心」ではなく、その後の「工事日調整の連絡」を待つ必要があります。
連絡が来ないときに状況確認する方法
申し込みから2週間経っても連絡がない場合は、カスタマーサポートに電話しましょう。
以下の方法で状況確認ができます。
- カスタマーサポートに電話:契約した光回線事業者のサポート窓口に連絡
- マイページで確認:Web申し込みの場合、マイページに工事状況が表示されることも
- メール・SMSを再確認:迷惑メールフォルダに振り分けられていないかチェック
電話する際は、以下の情報を手元に用意しておくとスムーズです。
- 申し込み時の受付番号
- 契約者名
- 設置先住所
- 申し込み日
「まだかな?」とモヤモヤしてるなら、さっさと電話して確認した方が精神衛生上いいです。
どのタイミングで問い合わせた方がいい?
申し込みから2週間経っても何も連絡がない場合は、すぐに問い合わせましょう。
目安としては、以下のタイミングです。
- 申し込み受付メールが来ない:3営業日以内に問い合わせ
- 工事日調整の連絡が来ない:申し込みから2週間後に問い合わせ
- 工事日確定の通知が来ない:調整連絡から1週間後に問い合わせ
「迷惑かな…」と遠慮する必要はありません。
むしろ、問い合わせることで処理が早まることもあります。担当者が見落としていたり、書類不備で止まっていたりするケースもあるからです。
光回線の工事が待てない人のための退避ルート
結論:工事を待っている間は、ポケットWi-Fiやホームルーターで凌ぎましょう。賢く使えば、工事待ち期間も快適にネットが使えます。
「2か月も待てない!今すぐネットが必要なんだけど!」
そんなあなたのために、光回線の工事を待っている間も快適にネットを使える方法をご紹介します。
NURO光なら開通までポケットWi-Fiを格安で使える
NURO光を契約すると開通までの間、ポケットWi-Fiが特別価格で借りられます。
NURO光には「開通までのWi-Fiレンタル」という公式サービスがあります。
- レンタル料金:最大2か月500円/月
(3ヶ月以降は、5,148円/月) - データ容量:3日で10GBまで
- 受け取り:申し込みから4日程度
- 返却:解約手続き後、業者が回収
つまり、NURO光を申し込んだ時点で、工事を待つ時間も実質ネットが使えるわけです。
在宅勤務やオンライン授業がある人にとって、これは本当にありがたいサービス。工事が遅れても、ネット環境はすぐに確保できます。
「光回線の工事が遅い」というデメリットを、NURO光はポケットWi-Fiのレンタルサービスでカバーしているんです。
NURO光の工事に実際にかかった期間については、こちらの記事に詳しくまとめました。

工事不要の5G対応ホームルーター
工事不要ですぐ使えるホームルーターなら、コンセントに挿すだけでネット環境が整います。
「ポケットWi-Fiじゃ物足りない」「もっと安定した通信がいい」という人には、ホームルーターがおすすめです。
主な選択肢はこちら。
- WiMAX +5G:高速で動画もサクサク、データ無制限
- SoftBank Air:工事不要、最短3日で届く
- ドコモ home 5G:5G対応、速度重視の人向け
ホームルーターのメリットはこうです。
- 工事不要:届いたその日から使える
- データ容量無制限:動画もゲームも気にせず使える(一部速度制限あり)
- 持ち運び可能:引っ越し先でもそのまま使える(移転手続きが必要)
光回線の工事が完了するまでの「つなぎ」として使って、開通後に解約するのもアリ。
「そもそも光回線いらないかも」と気づく人もいます。ホームルーターで十分な速度が出るなら、工事の手間をかける必要がないからです。
5G対応のホームルーターの通信速度については、こちらの記事に詳しくまとめました。

FAQ:光回線の工事が遅いと感じる人が抱く疑問
ここでは、光回線の工事が遅いと感じている人が抱きがちな疑問に、ズバッと答えます。
工事が遅い場合、キャンセルや変更はできる?
できます。工事が実施される前なら、解約違約金などのペナルティなしでキャンセル可能です。
ただし、工事が実施された後にはキャンセルできず、解約違約金や工事費の支払いが発生するので注意が必要です。
光回線事業者を変更する場合も、新しい事業者の工事日が確定した後に、解約手続きをするようにしてください。
工事日を早めてもらうことは可能?
基本的には難しいですが、ダメ元で相談する価値はあります。
工事日は、電柱使用許可や行政の許可待ちで決まるため、事業者側でコントロールできる範囲は限られています。
ただし、以下のような場合は対応してもらえることもあります。
- キャンセルが出た:他の人の工事がキャンセルされて空き枠ができた
- 平日昼間など柔軟に対応できる:工事の希望日時を広げると早まる可能性あり
- 繁忙期を避けた時期に申し込んだ:3〜4月以外なら比較的スムーズ
言うだけタダなので、ダメ元でカスタマーサポートに相談してみましょう。
他社の光回線でも工事は同じくらい待つ?
はい、どの光回線でも工事期間は大きく変わりません。
残念ながら、光回線の工事が遅いのは業界全体の構造的な問題です。
- NTTフレッツ光系(ドコモ光、ソフトバンク光など)
- auひかり
- NURO光
- 電力会社系光回線(eo光、コミュファ光など)
どの事業者も、電柱使用許可や行政の許可が必要な点は同じ。繁忙期の混雑も同様です。
「A社がダメならB社で」と乗り換えても、工事期間が劇的に短くなることはありません。
むしろ、乗り換えた分だけ手続きが二度手間になる可能性があります。
「どこも同じ」と割り切って、その間の対策(ポケットWi-Fiやホームルーター)を用意する方が現実的です。
まとめ:光回線の工事は遅いのが当たり前。2か月待ちは珍しくない
光回線の工事が遅い理由を改めて整理します。
- 電力会社や行政の許可待ちで時間がかかる
- 繁忙期は申し込みが殺到する
- 工事作業員の人手不足も影響している
これらは事業者の怠慢ではなく、インフラ工事の構造上避けられない現実です。
「2か月待ち」と言われてイライラする気持ちは分かります。でも、怒ったところで工事が早まるわけではありません。
大切なのは、事実を受け止めた上で、賢く立ち回ることです。
- NURO光のポケットWi-Fiレンタルを活用する
- ホームルーターで工事待ち期間を凌ぐ
- カスタマーサポートに状況確認する
待っている時間を無駄にせず、今すぐできる対策を打ちましょう。


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