ドコモ光の回線速度は本当に遅い？実測値と速度改善の秘訣を徹底解説！

ドコモ光ではNTTフレッツ光を利用しているため、テレワークやネット動画の視聴でも全く問題なく利用することができます。

しかしながら、「ドコモ光は回線速度が遅い！」などの口コミを見てしまうと、本当に契約しても大丈夫なのか？と不安になっちゃいますよね。

そこで本記事では、光回線の現役営業マンである筆者が、ドコモ光で実際に利用できる回線速度について詳しく解説していきます。

また、回線速度が遅くなってしまった時の改善方法も詳しく説明するので、ドコモ光を検討している人はぜひ本記事をご覧ください。

ドコモ光の回線速度が遅いと感じる人が増加中？現状を解説

ドコモ光の評判・口コミを調べてみると、「回線速度が遅い！」「通信が良く切れる！」などの不満の声を確認することができます。

特に、テレワークやネット動画の視聴が当たり前となった昨今では、光回線に求められるスペックもこれまでとは比較になりません。

しかし実際のところ、ドコモ光の回線速度は本当に遅いのでしょうか？

ここでは、ドコモ光の評判・口コミの内容と実際の回線速度を詳しく見ていくことにします。

ドコモ光と他社光回線の速度実測値

ドコモ光は最大1Gbpsで提供されている光回線ですが、実際に利用できる速度（＝実測値）は異なります。

そのため、ドコモ光の回線速度が本当に遅いのかを検証するため、他社光回線の実測値と比較してみました。

光回線	下り	上り
ドコモ光	364.59Mbps	334.36Mbps
ソフトバンク光	397.98Mbps	369.85Mbps
auひかり	592.05Mbps	568.96Mbps
ビッグローブ光	361.36Mbps	311.32Mbps
NURO光	712.28Mbps	636.19Mbps

上記の速度実測値を確認すると、独自の光回線を利用したNURO光やauひかりよりも、確かにドコモ光の回線速度は遅いと言えるでしょう。

しかし、ドコモ光と同じく光コラボのソフトバンク光やビッグローブ光と比べると、遜色ない回線速度で利用できることがわかります。

また、FPSのオンラインゲームでは100Mbpsあれば快適にプレイできるため、平均300Mbpsのドコモ光は決して遅いとは言えません。

ドコモ光が遅いという口コミの真相

ドコモ光の回線速度に関する不満の声を分析すると、以下のような傾向が見えてきます。

• 夜間帯の速度低下に関する報告が多い
• マンションタイプ利用者の不満が多い
• 機器の問題を回線トラブルと言っている

利用者側の機器やネットワークに問題がある場合でも、ドコモ光は回線が遅い！と不満の声を上げている人も少なくはありません。

そのため、SNSやネット上に上げられている不満の声は、そのすべてがドコモ光に起因する問題ではないと言えるでしょう。

時間帯による速度変化の実態

光回線などのインターネット回線は利用者が集中すると、回線が混雑してしまうため昼間の時間帯よりも速度が遅くなる傾向があります。

では、ドコモ光ではインターネットのピークタイムである20～22時にどれくらいの速度で利用できるのか、実際の回線速度を見ていきます。

従来のIPv4接続の場合

時間帯	下り	上り
朝	325.46Mbps	255.21Mbps
昼	258.16Mbps	233.05Mbps
夕方	246.56Mbps	219.93Mbps
夜	165.08Mbps	192.86Mbps
深夜	328.08Mbps	259.88Mbps

IPv4接続でも平均100Mbps以上が出ているため、決して遅いとは言えませんが、ほかの時間帯と比べると確かに速度は低下しています。

そこで、最新の通信方式「IPv6接続」で測定した速度実測値も確認してみましょう。

最新のIPv6接続の場合

時間帯	下り	上り
朝	510.59Mbps	434.49Mbps
昼	511.60Mbps	458.80Mbps
夕方	473.37Mbps	438.17Mbps
夜	367.20Mbps	394.52Mbps
深夜	540.40Mbps	482.10Mbps

IPv6接続でも夜間帯の速度に低下は見られますが、平均300MbpsとIPv4接続よりも遥かに速い回線速度が測定できています。

そのため、夜間帯にドコモ光が使えなくなる。ということも、速度実測値を見る限りでは断言することはできません。

ドコモ光でIPv6接続をするには、IPv6接続に対応するWi-Fiルーターが必要です。

ドコモ光の回線速度は何が原因で低下する？その解決策は？

ドコモ光で快適にインターネットを利用したいのに、回線速度が遅くて読み込みもなかなか進まなかったらイライラしちゃいますよね？

しかし、ドコモ光の回線速度が遅くなる原因は、複数の要因が絡み合って速度低下を引き起こしていることがほとんどです。

ここでは、主な原因とその対策について、詳しく解説していきます。

マンションタイプは配線方式に要注意

ドコモ光では、主に戸建てタイプとマンションタイプの2種類がありますが、マンションタイプを利用する場合には特に注意が必要です。

マンションタイプでは建物の設備によって回線速度が大きく違い、契約する前に建物の配線方式については絶対に確認してください。

お住まいの建物がVDSL方式だった場合には、速度が遅いことを覚悟して利用するか、戸建てタイプでの契約をおすすめします。

集合住宅で戸建てタイプを契約する場合には、事前にオーナーや管理会社の承諾が必要です。

PCや機器のスペックも速度に影響する

インターネットの回線速度は、パソコンやWi-Fiルーターなどの影響も大きく影響します。

そのため、ドコモ光の回線速度が遅い場合には、ご自身で用意された通信機器のスペックを確認してください。

特に最近では、Wi-Fi接続で利用することが多いと思うので、まずはパソコンとルーターの無線LAN規格を確認してみましょう。

仮に11n（Wi-Fi4）に対応している機器を利用した場合、光回線がどんなに速くても最大600Mbpsまでに速度が絞られてしまいます。

そのため、ドコモ光の契約プランに応じて、利用する機器の無線LAN規格も変更する必要があるわけです。

料金プラン	求められる規格
1ギガタイプ	11ac（Wi-Fi5）以上
10ギガタイプ	11ax（Wi-Fi6）以上

仮に古いパソコンやルーターを利用している場合には、通信機器を交換するだけで回線速度を速くすることができます。

接続するWi-Fiによって速度が遅くなる

Wi-Fi接続でインターネットを利用する場合、回線速度は接続するWi-Fiの周波数によっても大きく異なります。

そのため、ドコモ光の回線速度が遅いと感じたなら、接続しているWi-Fiの周波数を確認してみてください。

Wi-Fiルーターの近くで接続するなら速度が速い5GHzと接続し、5GHzの電波が弱い場所で接続するなら2.4GHzがおすすめです。

周波数	SSID
2.4GHz	〇〇〇〇-2G 〇〇〇〇-G
5GHz	〇〇〇〇-5G 〇〇〇〇-A

ドコモ光の回線速度が遅いと感じた場合には接続しているWi-Fiの周波数を確認し、2.4GHzに接続していたなら5GHzで接続してみましょう。

プロバイダによっても速度が異なる

ドコモ光はプロバイダが選べるため、全24社の中から好きなプロバイダで契約できます。

しかし、プロバイダによってユーザー数やデータ処理速度が異なるため、ハズレのプロバイダを選択すると回線速度も遅くなってしまいます。

プロバイダ	下り	上り
OCN （タイプA）	416.86Mbps	383.26Mbps
とくとくBB （タイプA）	381.91Mbps	338.13Mbps
@nifty （タイプA）	350.84Mbps	393.71Mbps
ASAHIネット （タイプB）	458.38Mbps	388.25Mbps
@T COM （タイプB）	367.42Mbps	323.22Mbps

今契約できるプロバイダの中では、上記5つのプロバイダがおすすめで、回線速度も快適に利用できるでしょう。

特に公式プロバイダであるOCNは、月額料金が安いタイプAに対応しており、回線速度も非常に速いのでおすすめです。

また、ドコモ光では途中でプロバイダを変更することもできるため、回線速度に満足できなければプロバイダの変更も検討してみましょう。

それでもドコモ光の速度が改善されない場合の対処法

様々な設定変更や機器の見直しを行ってもドコモ光で十分な速度が出ない場合は、より踏み込んだ対策を検討する必要があります。

ここでは、根本的にドコモ光の速度を改善するための3つの対処法について、メリット・デメリットも含めて詳しく解説します。

カスタマーセンターに問い合わせ

ドコモ光の速度が改善されず遅いままであれば、まずはカスタマーセンターに相談しましょう。

無料で専門スタッフに相談できるため、まずはこちらから始めましょう。

場合によっては、専門スタッフが自宅に来てくれ、調査を実施してくれることもあります。

10ギガタイプにプラン変更

ドコモ光の1ギガタイプの速度が遅い場合には、超高速10ギガタイプを検討してみましょう。

最大10Gbpsの高速通信が可能になるため、ドコモ光1ギガよりも圧倒的な回線速度でインターネットが利用できるようになります。

さらに、本来10ギガタイプに変更する場合には基本工事費が発生しますが、今ならプラン変更特典で工事費が無料になっています。

オンラインゲームを快適にプレイしたい場合や、家族みんなでネットを利用する場合には、ドコモ光10ギガの利用をおすすめします。

他社光回線への乗り換え

ドコモ光セット割を利用していなければ、他社光回線サービスへの乗り換えも検討しましょう。

ただし、ドコモ光はフレッツ光を利用した光コラボの光回線のため、光コラボ間で乗り換えても速度が改善するとは限りません。

そのため、回線速度が利用でドコモ光を乗り換えるのであれば、独自の光回線を利用している以下光回線がおすすめです。

独自の光回線を利用したサービスであれば、利用者数が限られているため回線遅延も発生しづらく、快適な回線速度が利用できます。

とは言え、光回線の乗り換えには時間や手間がかかるので、回線速度が遅い理由が本当に光回線の問題なのかを再度確認しておきましょう。

仮に自宅のネットワークの問題であった場合には、光回線を乗り換えても回線速度は遅いままとなってしまうからです。

ドコモ光の速度に関するよくある質問（FAQ）

ドコモ光の速度に関するよくある質問を、FAQ形式で回答していきます。

まとめ

「ドコモ光の回線速度が遅い！」という評判・口コミを見て、契約するのをためらっている人も少なくはないでしょう。

しかしながら、実際の回線速度を確認すると、ドコモ光はテレワークや動画視聴、オンラインゲームでも快適に利用できることがわかります。

ドコモ光を契約するなら、事前に以下注意事項をチェックしておき、回線速度が快適に利用できるか確認しておきましょう。

ドコモ光では申し込み窓口によって、キャッシュバックなどの入会特典が大きく異なります。

少しでもお得にドコモ光を契約したい場合には、以下の関連記事も確認しておいてくださいね。