光回線を利用するなら、開通工事が絶対に必要だ!と思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、条件によっては工事が不要な場合もあり、すぐにインターネットが利用できる場合もあります。
では、どんな時に光回線の工事が不要になるのか?どうすれば工事をせずに光回線が利用できるのか?とわからないことも多いですよね?
そこで本記事では、光回線の工事が不要な場合や、開通までの手順についてわかりやすく解説していきます。
今すぐ光回線を利用したい!という人は、ぜひ最後まで本記事をご覧ください。
筆者のプロフィール
HIRO
通信会社で15年働いています。ブログを通じて、少しでもあなたのお悩み解消のお手伝いができたら嬉しいです。インターネット回線に関することなら、どんなことでも気軽に聞いてくださいね!
光回線の工事が不要な場合とは?
光回線を利用する場合には、光ファイバーケーブルの配線工事が必要となります。
しかしながら、以下条件の場合には、工事不要でインターネットが利用できます。
- 前の入居者が設備を残していた場合
- 光コラボに乗り換える場合
- ネット無料が導入されている場合
それぞれを詳しく説明していきます。
前の入居者が設備を残していた場合
賃貸マンションで前の入居者が光回線の設備を残置していた場合、工事不要でインターネットがすぐに利用できます。
テレビや電話のジャックがあるマルチメディアコンセントに光コンセントが設置されていれば、光回線の設備が導入済みということになります。
ただし、光コンセントが設置されていた場合でも、契約する光回線次第では設備がそのまま利用できるわけではありません。
工事不要ですぐにインターネットを利用するには、前の入居者が使っていた回線業者と同じサービスを選ぶ必要があります。
- フレッツ光
- フレッツ光と光コラボが利用可能
- auひかり
- auひかりのみ利用可能
- NURO光
- NURO光のみ利用可能
- 電力系光回線
- コミュファ光やeo光のみ利用可能
光回線の種類について詳しく知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。
光コラボに乗り換える場合
ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボでは、上位回線にフレッツ光が利用されています。
そのため、以下条件の場合には、工事不要で光回線の乗り換えが可能です。
乗り換え前 | 乗り換え後 | |
---|---|---|
フレッツ光 | ⇒ | 光コラボ |
光コラボ | ⇒ | 光コラボ |
乗り換え先の通信会社から送付される通信機器(ONU)に光ファイバーを挿し替えるだけで、すぐにインターネットが利用できます。
auひかりやNURO光は、独自の光ファイバーが利用されているため、乗り換える場合には工事が必ず行われます。
ネット無料が導入されている場合
インターネットの利用料が家賃に含まれている「インターネット無料物件」の場合には、すでに光回線の設備が完備されています。
そのため、利用開始にあたって光回線の工事をする必要がなく、入居と同時にインターネットが利用できます。
ただし、建物全体で光回線がシェアされているため、混雑する時間帯(20~23時ごろ)には回線速度が遅くなる傾向があります。
オンラインゲームでは回線スペックが勝敗を大きくわけるので、快適にプレイしたい!と言う人は個別契約の光回線を利用しましょう。
光回線を工事不要で利用するには?
工事不要で光回線を利用するための手順を詳しく解説します。基本的には以下の3ステップで簡単に開通できます。
- 契約する光回線を選ぶ
- 送付された通信機器を接続する
- インターネットと接続する
ただし、事前に建物に光回線の設備が整っていること、光ファイバーと回線業者が一致していることが前提となります。
契約する光回線を選ぶ
工事不要の場合でも通常契約と同様に、利用したい光回線サービスに申し込みが必要です。
ただし、光ファイバーの種類によって工事の有無が変わるため、管理会社やオーナー、契約する通信会社に事前に確認をしておきましょう。
回線の契約手続きは、回線業者の公式サイトや代理店、電話などで申し込みが可能です。
送付された通信機器を接続する
光回線を契約すると、通信機器が自宅に届きます。届いた通信機器を光コンセントと接続すれば、開通工事は完了です。
接続方法は同梱の説明書に詳しく記載されているので、それに従って設置するようにしましょう。不明点があれば、プロバイダのサポートセンターに問い合わせることができます。
インターネットと接続する
通信機器と光コンセントを接続し、通信機器とWi-Fiルーターを接続すれば、パソコンやスマートフォンからインターネットに接続できます。
設定が完了したらブラウザを開いて、インターネットに接続できるか確認してみましょう。
工事が不要の場合には、最短1週間程度で開通できます。
設備が導入されていても光回線の工事が必要な場合
すでに光回線の設備が導入されていても、改めて開通工事が必要になる場合があります。
- 光ファイバーが未配線の場合
- 光回線の種類が異なる場合
- 10ギガプランを契約する場合
それぞれを詳しく解説していきます。
光ファイバーが未配線の場合
以前の入居者がインターネットを契約していても、光ファイバーを利用していなかった場合には工事が必要となります。
- 電話ケーブルを利用したVDSL方式
⇒ 最大通信速度:100Mbps - LANケーブルを利用したLAN方式
⇒ 最大通信速度:1Gbps
以前の入居者が上記方式でインターネットを利用しており、光配線方式を希望する場合には、改めて工事を実施する必要があります。
ただし、建物の設備によっては必ずしも光ファイバーが配線できるとも限りません。光配線方式が利用できるかを事前に確認しておきましょう。
光回線の種類が異なる場合
光コンセントが設置されている場合でも、異なる光回線の種類だった場合には工事が必要です。
- フレッツ光
- フレッツ光と光コラボが利用可能
- auひかり
- auひかりのみ利用可能
- NURO光
- NURO光のみ利用可能
- 電力系光回線
- コミュファ光やeo光のみ利用可能
例えば、フレッツ光の設備が導入されていた場合には、auひかりやNURO光、電力系光回線を契約すると、改めて開通工事が必要になります。
回線業者によって使用する設備や配線方法が異なるので、既設設備がそのまま利用できるわけではありません。
10ギガプランを契約する場合
現在、光回線を利用している場合や光コンセントが設置されていた場合でも、超高速の10ギガプランを利用する場合には、改めて工事が必要になる場合があります。
また、回線業者によっては新規契約となるケースもあり、1ギガプランの契約期間が残っていれば10ギガプランに変更することで解約違約金が発生する場合も‥。
加えて、ONUなどの通信機器も10ギガ対応に変更する必要があるため、工事不要の場合でも作業員が自宅まで訪問することとなります。
10ギガを利用する場合は、10ギガ対応のPCやスマホ、ルーターを用意する必要があります。
よくある質問(FAQ)
- どうして工事不要で使えるの?
-
すでに光回線の設備が導入されているため、工事不要でインターネットが利用できます。ただし、回線業者によっては工事が必要になる場合があります。
- 工事が不要でも通信品質は大丈夫?
-
基本的に工事不要な場合でも、通信品質に直接影響はしません。ただし、長期間使用されていなかった設備を利用する場合には、経年劣化等による品質低下の可能性があります。
- 既存設備を活用する際の注意点
-
既存設備を活用する際は、以下の点に注意が必要です。
- 回線速度が遅い場合には、設備不良の可能性があります。
- 導入された設備と異なる回線業者を選択できません。
- 10ギガプランを利用する場合、既存設備が利用できません。
まとめ
インターネットの普及が進んでいるため、賃貸マンションではすでに光回線の設備が導入されている場合があります。
光回線の設備が導入されている賃貸マンションに引っ越せば、工事不要ですぐにインターネットが利用できる点がメリットと言えます。
工事不要の場合には、基本工事費も安くなります!
ただし、光回線の設備が導入されていたとしても、改めて工事が必要となる場合があります。
- 導入設備と異なる回線業者に申し込む場合
- 10ギガプランで契約する場合
光回線に特にこだわりがなく、すぐにインターネットを利用したいという人は、工事不要の光回線を選択してみてはいかがでしょうか。
工事が不要で光回線が使える場合には、格安料金・速度が速いenひかりがおすすめです!
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