NURO光のONUには、無線LANルーターが内蔵されているため、自前のWi-Fiルーターを用意する必要はありません。
ただし、ONU(ルーター)の型番によっては無線LAN規格が古く、NURO光本来の高速通信が発揮できなくなる場合もあります。
Wi-Fi接続時の速度が遅いなら、NURO光を契約した意味がありませんよね?
そこで本記事では、NURO光のONU(ルーター)を最新モデルに無料で交換する方法と注意点について詳しく紹介していきます。
- 快適なWi-Fi環境を整えたい人
- ONUの交換方法を知っておきたい人
- NURO光が遅いと感じている人
万が一、古いONU(ルーター)が支給されてしまった場合でも、本記事を読めば最新モデルに無料で交換できるので安心してください。
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筆者のプロフィール
HIRO
マンションオーナーや管理会社向けに、光回線を提案している業界15年目の営業マンです。全国各地の光回線に携わり、業界の最新情報や裏事情などにも熟知。当メディアでは他サイトでは絶対に手に入らない、光回線のお得な情報や裏ワザなどをご紹介します。
無料で簡単!NURO光のONU(ルーター)交換手順
では早速、NURO光のONU(ルーター)の交換する方法と手順についてご紹介します。
NURO光サポートデスクに問い合わせ
支給されたONU(ルーター)の交換を依頼するなら、NURO光サポートデスクに問い合わせをしましょう。
NURO光サポートデスク
0120-65-3810
受付時間:9:00~18:00
(日曜と1月1日・2日除く)
ただし、電話がなかなか繋がらないことがあるので、チャットの利用がおすすめです。
NURO光サポートデスク
チャットページ
受付時間:9:00~18:00
(1月1日・2日除く)
ONU(ルーター)の交換を依頼する
NURO光サポートデスクのオペレーターと繋がったら、利用中のONU(ルーター)を交換したい旨を伝えましょう。
「11ac対応機種と交換したい」と入力するだけで、交換手続きに進むことができます。
受取・返却希望日を伝える
ONU(ルーター)交換の承諾が取れた場合、新しい機器の受け取り希望日と利用中の機器の返却希望日が確認されます。
配送希望日の前に集荷希望日を設定してしまうと、集荷日から配送日までNURO光が利用できなくなるので注意しましょう。
届いたONU(ルーター)を設置する
新しいONU(ルーター)が届いたら、利用中の機器と光ケーブルの差し替えを行います。
交換の手順
- 利用中の機器の電源を抜く
- 利用中の機器の台座を外す
- 利用中の機器のカバーを外す
- 利用中の機器から光ケーブルを抜く
- 新しい機器のカバーを外す
- 新しい機器に光ケーブルを挿す
- 新しい機器のカバーをつける
- 新しい機器に台座をつける
- 新しい機器に電源を挿す
新しい機器に電源を挿すと、ONU(ルーター)が1~2分で起動します。
SSIDとパスワードも変わるので、改めてPCとスマホにWi-Fi設定を行いましょう。
交換前のONU(ルーター)を返却する
新しいONU(ルーター)に交換したら、集荷日までに古い機器を梱包しておきましょう。
返却に必要なもの
- ONU(ルーター)本体
- スタンド
- 電源アダプター
- LANケーブル
- 簡易ユーザーガイド
宅急便業者が集荷に来るので、上記返却物を返却すれば、ONU(ルーター)の交換作業は完了となります。
NURO光のONU(ルーター)交換時の注意点
NURO光のONU(ルーター)の交換には、3つの注意点があります。
費用が発生してしまう場合もあるので、次の項目は必ず確認しておきましょう。
開通後にしか交換依頼ができない
NURO光のONU(ルーター)の交換は、NURO光の開通工事が完了している必要があります。
そのため、NURO光を申し込む段階や開通工事の途中の時点で、ONU(ルーター)の交換対応を依頼できません。
実際に工事の途中で交換を依頼してみましたが、開通まで待つように言われました。
加えて、在庫の状況もあるためか、型番を指定することもできませんでした。
無料で交換できるのは1回まで
NURO光のONU(ルーター)の交換依頼は、1回の契約で1度までに制限されています。
もし2回目の交換対応を依頼した場合には、以下の料金が請求されてしまいます。
- NURO光 2ギガプラン:12,100円(税込)
- NURO光 10ギガプラン:36,300円(税込)
最新モデルに交換してもらった後に、ONU(ルーター)を故障させてしまった場合には、追加料金が発生することを覚悟しておきましょう。
ただし、2015年8月以前からNURO光を利用しているユーザーについては、ONU(ルーター)の交換に11,000円の費用が発生します。
交換前のONU(ルーター)を必ず返却する
新しいONU(ルーター)が届いた場合、交換前の機器は必ず返却する必要があります。
期日までにONU(ルーター)を返却しなかった場合には、催促状が送られてきます。
催促状が届いても機器の返却を無視し続けていると、機器損害金12,100円が発生します。
持っていても意味がないので、交換したONU(ルーター)は必ず返却しましょう。
なぜ旧型のONU(ルーター)を交換した方がいいのか?
NURO光 2ギガプランでは、10種類の型番の中から設置されるONU(ルーター)が決まります。
残念ながら、ユーザー側には型番を選択する権限がないため、場合によってはスペックの低いONU(ルータ―)が届いてしまうことも‥。
ここでは、ONU(ルーター)の型番と通信速度などのスペックについてご紹介していきます。
NURO光のONU(ルーター)のスペック
2024年6月現在、NURO光のONU(ルーター)には、以下10種類の型番が用意されています。
ONU型番 | Wi-Fi規格 | 最大通信速度 |
---|---|---|
ZXHN F660T | Wi-Fi4 (11n) | 450Mbps |
HG8045j | ||
HG8045D | ||
ZXHN F660A | Wi-Fi5 (11ac) | 1300Mbps |
HG8045Q | ||
FG4023B | ||
SGP200W | ||
ZXHN F660P | Wi-Fi6 (11ax) | 4800Mbps |
NSD-G1000T | ||
NSD-G1000TS |
ただし、ONU(ルーター)の型番によって、Wi-Fi接続時の速度は大きく異なります。
例えば、似たような型番でも、
- ZXHN F660T:450Mbps
- ZXHN F660P:4800Mbps
と、10倍以上も速度が違います。
このように、最新モデルと旧型モデルでは無線LAN規格が異なるため、Wi-Fi接続時の通信速度も大きく異なってしまうわけです。
実際の通信速度の違い
ONU(ルーター)のスペック差を確認するため、交換前後で実際の通信速度を調べてみました。
回数 | ZXHN F660T | ZXHN F660A |
---|---|---|
1回目 | 150Mbps | 596Mbps |
2回目 | 160Mbps | 597Mbps |
3回目 | 150Mbps | 534Mbps |
平均 | 153Mbps | 575Mbps |
旧型のZXHN F660Tでも100Mbpsを超えていますが、NURO光本来の高速通信ができていないことがわかります。
その後、ZXHN F660Aに交換し速度を調べてみたところ、平均500MbpsとNURO光本来の高速通信を利用できるようになりました。
旧型のONU(ルーター)を利用している人は、今すぐ機器の交換を申請しましょう。
手間なし!有料オプションで最新ONU(ルーター)が利用できる
基本的には、NURO光のONU(ルーター)の型番を指定することはできません。
ただし、有料オプション「スマートライフ」に加入すれば、最新のONU(ルーター)が必ず利用できるようになります。
最新ONU(ルーター)を確実に利用できる
NURO光の有料オプション「スマートライフ」に申し込めば、ソニー製最新のNSD-G1000Tもしくは、NSD-G1000TSが確実に利用できます。
端末名 | NSD-G1000T NSD-G1000TS |
---|---|
メーカー | SONY |
無線LAN規格 | 802.11ax/ac/a/b/g/n |
最大通信速度 | 最大4800Mbps |
サイズ | 約200×200×26mm |
無線LAN規格がWi-Fi6(11ax)に対応しているため、NURO光の高速通信を遺憾なく発揮させることができるでしょう。
実測値でも、1Gbpsに近い速度が出せると予想できます。
有線(LAN)接続でも速くなる
ONU(ルーター)全10種類の中でも、ソニー製のNSD-G1000TとNSD-G1000TSのみ、2.5Gbpsに対応した有線LANポートが利用できます。
型番 | 有線LANポート |
---|---|
NSD-G1000T | 1Gbps×2ポート 2.5Gbps×1ポート |
NSD-G1000TS | 1Gbps×2ポート 2.5Gbps×1ポート |
ZXHN F660P | 1Gbps×3ポート |
2.5Gbpsのポートを利用することで、有線接続でもNURO光本来の速度が低下することなく、快適なネット環境を構築することが可能です。
特に、オンラインゲームなどで大量のデータ通信が必要なユーザーであれば、安定性の高い有線接続での速度は重要視しておきましょう。
初期費用と月額料金の詳細
ソニー製ONUのNSD-G1000TとG1000TSが確実に利用できる「スマートライフ」では、以下のオプション料金が発生します。
初期費用 | 5,500円 |
---|---|
月額料金 | 550円 |
1世代下のWi-Fi5(11ac)対応のONU(ルーター)でも、十分NURO光の高速通信は可能です。
しかしながら、NURO光のスペック限界まで速度を速めたいという場合には、スマートライフのオプション契約を検討してみましょう。
ただし、NURO光の毎月の料金が550円も増額されてしまうため、10ギガプランよりも50円ほど高くなってしまいます。
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よくある質問(FAQ)
NURO光のONU(ルーター)に関する、よくある質問をまとめてみました。
ONU(ルーター)の交換には、どれくらいの時間がかかりますか?
NURO光サポートデスクで交換を申請してから、約1週間程度で新しい機器が届きました。
なお、新しいONU(ルーター)は宅急便で送付されるため、受け取る際には在宅しておく必要があります。
ONU(ルーター)の交換とその後の設定は、知識がなくてもできますか?
通信知識がなくても、簡単にONU(ルーター)を交換できます。
新しいONU(ルーター)に光ケーブルを差し替えた後に、Wi-Fiのパスワードを入力するだけです。
ONU(ルーター)の型番でおすすめなのはどれですか?
ソニー製のNSD-G1000TとG1000TSの2種類がおすすめです。
ただし、無料交換には対応していないことが予測できるため、少なくともWi-Fi5(11ac)対応のONU(ルーター)を利用しておきたいところです。
自分で購入したWi-Fiルーターを利用できますか?
自前のWi-Fiルーターを利用することはできますが、その際ルーター機能をオフにする必要があります。
ルーター機能をオフにできない場合には、通信障害が発生してしまうため、ネット接続ができなくなります。
有線(LAN)接続の場合でも、ONU(ルーター)によって速度は変わりますか?
ソニー製のNSD-G1000TとG1000TSでは、有線LANポートが2.5Gbpsに対応しています。
その他のONUでは、有線LANポートが1Gbpsまでの対応となります。
なお、2.5Gbpsに対応するには、PCやLANケーブルの通信規格も、2.5Gbpsに対応させる必要があります。
まとめ
NURO光をWi-Fi接続で利用する場合、支給されるONU(ルーター)によって、利用できる通信速度が大きく異なります。
旧型のONU(ルーター)が支給されてしまった場合には、NURO光本来の高速通信ができず、一般的な光回線と速度が変わらなくなります。
そのため、設置されたONU(ルーター)が旧型のWi-Fi4(11n)対応機器だった場合には、サポートデスクに交換対応の依頼してください。
最新モデルのONU(ルーター)が手に入ることは難しいですが、Wi-Fi5(11ac)対応機器でも十分NURO光の速さを体感できるはずです。
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