enひかりのオプション「v6プラス」を使うと、どんなメリットがあるんですか?
そんな疑問にお答えします。
enひかりのv6プラスは、最新のIPv6(IPoE接続方式)が利用できるメリットがあります。
IPv6(IPoE接続方式)を利用することで、回線混雑が起きやすい時間帯でも、快適にネットが利用できるようになります。
従来のIPv4(PPPoE接続方式)では、夜間帯を中心に速度の低下が目立っています。
せっかく安いenひかりを選んだのに、追加料金がかかるのはもったいない気も・・。
そこで本記事では通信会社に勤める筆者が、enひかりのv6プラスの特徴と、加入・未加入時での速度の違いを解説していきます。
格安光回線のenひかりを快適に利用したい人は、ぜひ最後までお付き合いください。
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enひかりの「v6プラス」とは?
enひかりのv6プラスとは、月額198円の追加料金を支払うことで、通信速度に関する2つのメリットが受けられるオプションサービスです。
- IPv6のIPアドレスが利用できる
- 接続方式が、IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6になる
IPv6のIPアドレスが利用できる
インターネットに接続するためには、各端末ごとにインターネット上の住所となるIPアドレスを取得する必要があります。
これまではIPv4という規格が使われていましたが、様々な情報端末の増加によりIPアドレスが枯渇し、新規発行も終了してしまいました。
そこでIPv4に変わる新たなIPアドレスを用意する必要があり、IPv6が誕生したわけです。
IPアドレス | IPアドレスの数 |
---|---|
IPv4 | 約43億個 |
IPv6 | 約340澗個 |
IPv4では世界人口の半分程度しかIPアドレスの数がありませんでしたが、IPv6では天文学的な数をカバーできるようになりました。
enひかりのv6プラスに加入することで、IPアドレスの枯渇問題を回避でき、IPv6に対応した接続方式が利用できるようになります。
IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6の接続方式が利用できる
IPv6のIPアドレスを利用すると、IPv6 IPoE方式で通信接続ができるようになります。
IPv6 IPoE方式では、これまでのPPPoE方式で処理されていたID/PASSのやり取りがなくなるため、通信速度が速くなる傾向にあります。
簡単に例えるなら、広い高速道路が使えるイメージです。
ただし、AmazonやYahoo!などの大手サイト含め、すべてのサイトがIPv6に対応しているわけではありません。
そのため、IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6という通信方式を作り、IPv6の未対応サイトでも高速通信を可能にしました。
enひかりのv6プラスを利用すると、IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6の通信方式が利用でき、回線混雑を回避できるようになります。
その結果、夜間や休日などの混雑しやすい時間帯でも通信速度が安定し、快適にインターネットが利用できるというわけです。
enひかりv6プラスを利用した時としなかった時の速度の違い
enひかりのv6プラスを利用した時としなかった時の通信速度の違いを確認していきます。
最大通信速度の1Gbpsが速くなるわけではないので、勘違いしないでくださいね。
v6プラスを利用しなかった時の速度
enひかりのv6プラスを利用しない場合には、回線混雑の影響を受けて、極端に速度が遅い時間帯がありました。
時間帯 | 下り | 上り |
---|---|---|
朝 | 310.07Mbps | 212.85Mbps |
昼 | 37.12Mbps | 410.23Mbps |
夕方 | 211.83Mbps | 306.83Mbps |
夜 | 28.52Mbps | 275.56Mbps |
深夜 | 256.44Mbps | 361.0Mbps |
50Mbpsを切ってくると、動画が止まったり接続が切れてしまう可能性があります。
enひかりの口コミの中には、10Mbpsも出ていない人もいました。
v6プラスを利用した時の速度
v6プラスを利用した場合には、混雑の影響を全く受けず、常に快適な速度が出ています。
時間帯 | 下り | 上り |
---|---|---|
朝 | 449.11Mbps | 356.07Mbps |
昼 | 434.09Mbps | 426.6Mbps |
夕方 | 382.49Mbps | 349.75Mbps |
夜 | 376.07Mbps | 335.61Mbps |
深夜 | 461.89Mbps | 419.75Mbps |
夜間帯でも300Mbps出ているので、動画もゲームも快適に利用ができますね。
enひかりの口コミの中には、700Mbps近い速度を叩き出している人もいました。
v6プラスの利用には198円のオプション料金がかかりますが、快適にenひかりを利用したいなら必ず申し込みましょう。
【注意】enひかりではv6プラス対応のWi-Fiルーターが必要になる
enひかりのv6プラスを利用する場合には、v6プラス対応のWi-Fiルーターが必要です。
仮にv6プラスに申し込んでもルーターが未対応であれば、IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6方式でインターネット接続はされません。
お使いのルーターがv6プラスに対応しているかは、こちらのサイトで確認できます。
enひかりの申し込みと同時にv6プラスを申し込むと、v6対応のルーターが超格安で購入できます。
enひかりのv6プラスとtransix・Xpassの違いとは?
enひかりにはv6プラスの他に、IPv6のオプションが2つ用意されています。
オプション | 月額料金 |
---|---|
v6プラス | 198円 |
transix | 198円 |
Xpass | 198円 |
transixもXpassもIPv6(IPoE)接続ができるようになりますが、基本的なスペックはv6プラスと大差ありません。
対応ルーターが違うことや、ポート開閉ができないなど、細かい点では異なります。
ただし、Wi-Fiルーターの大特価キャンペーンが適用されるのはv6プラスのみのため、特にこだわりがない人はv6プラスを選びましょう。
よくある質問
enひかりのv6プラスについてのFAQをまとめました。
- v6プラスは開通後でも申し込めますか?
-
追加で申し込むこともできますが、手数料2,200円が発生します。
また、Wi-Fiルーター大特価キャンペーンの適用はされません。
- v6プラスとtransix・Xpassの併用はできますか?
-
v6プラスとtransix・Xpassは、併用できません。
いずれか1つを選択してください。
- v6プラスに対応していないWi-Fiルーターを利用した場合は?
-
IPv6 IPoE+IPv4 over IPv6では、通信接続がされません。
必ずv6プラス対応のWi-Fiルーターを用意しましょう。
まとめ
enひかりのv6プラスについてまとめます。
- IPアドレスの枯渇問題を回避できる
- 回線混雑を避けることができる
- 速度実測値が速くなる
- キャンペーンが適用される
- v6プラス対応のルーターが必要
enひかりはフレッツ光+プロバイダがセットになった、光コラボの1つです。
そのためenひかりが混雑していなくても、フレッツ光自体が混雑していれば、通信速度は遅くなってしまいます。
快適なネット環境を整えたいなら、回線混雑が避けられるv6プラスの加入がおすすめです。
オプション料金198円がかかりますが、それでもenひかりは業界最安値の料金になっています。
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