enひかりLiteは、格安光回線「enひかり
」の料金をさらに値下げした超激安光回線です。
フレッツ光とプロバイダがセットの光コラボレーションモデルのため、最大通信速度は一般的な光回線と同様に1Gbpsで利用できます。
ただし専用帯域を利用するため、回線混雑が起きやすい時間帯に大容量の通信を利用すると、速度が低下しやすいというデメリットも。
そこで本記事では、通信会社に15年勤める筆者がenひかりLiteを調査し、契約しても大丈夫な回線なのか徹底解説していきます。
光回線の乗り換えを検討していたり、毎月の通信費用を見直したい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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毎月3,270円~利用可能!
enひかりLiteの特徴
enひかりLiteは通常プランと比べると、非常に尖った特徴を持った光回線と言えます。
決して万人受けをする光回線ではないため、あなたにマッチするかどうかを契約する前に必ず確認しておきましょう。
- 時間帯によっては速度が低下しやすい
- 23都道府県に提供されている
- 従来のIPv4接続が利用できない
時間帯によっては速度が低下しやすい
enひかりLiteの最大通信速度は1Gbpsですが、混雑する時間帯には通信速度が遅くなりやすいという特徴を持っています。
enひかりLiteの情報がないので、同じようなネットワークを組んでいるSo-net光minicoの速度で確認してみます。
時間帯 | Ping | 下り | 上り |
---|---|---|---|
朝 | 15.65ms | 233.44Mbps | 163.97Mbps |
昼 | 11.74ms | 290.33Mbps | 312.98Mbps |
夕方 | 15.79ms | 220.84Mbps | 229.48Mbps |
夜 | 16.17ms | 16.06Mbps | 170.81Mbps |
深夜 | 15.90ms | 221.03Mbps | 196.87Mbps |
So-net光minicoと同様に混雑時の速度が下がってしまうenひかりLiteも、夜間帯の時間帯の速度には期待しない方が無難です。
時間帯を気にせずネット動画の視聴やオンラインゲームをプレイしたいなら、通常プランのenひかりの契約がおすすめです。
23都道府県に提供されている
enひかりLiteの提供エリアは、2024年1月8日に23都道府県に拡大されました。
エリア | 都道府県 |
---|---|
北海道 | 北海道 |
東北 | 青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県 |
関東 | 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、群馬県、栃木県、茨城県 |
甲信越 | 新潟県、長野県、山梨県 |
東海 | 愛知県、静岡県 |
近畿 | 大阪府、兵庫県、京都府 |
九州 | 福岡県 |
以前は東京都・大阪府のみの提供でしたが、エリアが拡大されたことで、より使い勝手の高い光回線になったと感じます。
また、ユーザー数が増えることで回線混雑が気になる人もいると思いますが、大幅に通信帯域を拡大したようです。
そのため、新規ユーザーだけでなく既存ユーザーにもメリットがある変更となります。
従来のIPv4接続が利用できない
enひかりLiteは、従来のIPv4(PPPoE)接続ができないため、IPv6(IPoE)もしくはIPv4 over IPv6でインターネットに接続されます。
そのため、IPv6に対応したWi-Fiルーターを用意する必要があります。
お使いのWi-FiルーターがIPv6に対応しているかわからない場合には、メーカーのサイトか取扱い説明書を確認してみましょう。
最近のWi-Fiルーターであれば、基本的にIPv6に対応しています。
enひかりLiteの料金プラン
ここでは、enひかりLiteの料金プランについて解説していきます。
ファミリータイプの料金
Lite | 通常 | |
---|---|---|
最大通信速度 | 1Gbps | 1Gbps |
契約期間 | なし | なし |
月額料金 | 4,370円 | 4,620円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
基本工事費 | 完全無料 | 16,500円 |
解約違約金 | なし | なし |
enひかりLiteの月額料金は、通常プランより250円ほど安くなっています。
さらに、2024年1月8日から始まったキャンペーンで、基本工事費が無料になりました。
そのため、光回線の新設工事が必要な場合には、enひかりLiteで契約した方が圧倒的にお得になっています。
マンションタイプの料金
Lite | 通常 | |
---|---|---|
最大通信速度 | 1Gbps | 1Gbps |
契約期間 | なし | なし |
月額料金 | 3,270円 | 3,520円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
基本工事費 | 完全無料 | 16,500円 |
解約違約金 | なし | なし |
マンションタイプでもファミリータイプと同様に、月額料金はenひかりLiteが通常プランよりも250円ほど安くなっています。
また、キャンペーンの適用によって開通工事費が無料になるため、新規契約であれば圧倒的にenひかりLiteの方がお得です。
通常プランのenひかりにはいつでも切り替えができるため、まずはenひかりLiteで契約をすることをおすすめします。
enひかりLiteの主なオプション
ここでは、enひかりLiteで提供されているオプションについて解説していきます。
enひかり電話
enひかりLiteでは、光回線を利用するひかり電話が利用できます。
enひかり電話 | 月額料金 |
---|---|
基本プラン | 550円 |
パックプラン | 1,650円 |
ひかり電話は、アナログ固定電話よりも基本料・通話料が安くなっています。
電話機によっては、買い替え不要でそのまま使える場合があるため、自宅に固定電話がある場合には、ご利用を検討してみましょう。
enひかり電気
enひかり電気とは、enひかりの契約者のみが利用できる格安料金の電気プランです。
全国(沖縄除く)で利用することができ、戸建てでもマンションでも契約できます。
enひかり電気 | 料金 |
---|---|
基本料金 | 390円 |
利用料 | 33円/kWh 東京電力エリア |
ブレーカーを交換する必要なく、最低利用期間の縛りや違約金もないので、電気料金を見直しをしたい人は加入を検討してみましょう。
enひかりテレビ
enひかりLiteでは、光回線を利用したテレビ視聴のオプションが利用できます。
enひかりテレビ | |
---|---|
基本料金 | 825円 |
enひかりテレビを利用すれば、UHFのアンテナを設置をしないので、建物の外観を損なわず、台風などの災害の影響も受けません。
マンションにお住まいの人は利用しないと思いますが、戸建てにお住まいであれば、enひかりLiteと合わせて利用してみてはどうでしょう。
無線LAN搭載のHGWレンタル
enひかりLiteでは、無線LAN搭載のホームゲートウェイがレンタルできます。
無線LANホームゲートウェイ | |
---|---|
レンタル料金 | 330円 |
ONU(回線終端装置)に無線LANが内蔵されているため、レンタルオプションを利用すれば、Wi-Fiルーターを用意する必要がありません。
ただし、enひかりLiteではWi-Fiルーターが1,100円で購入できる「Wi-Fiルーター大特価キャンペーン」が行われています。
そのため、7ヶ月以上利用するつもりなら、キャンペーンを利用した方がお得です。
v6スタンダード
enひかりLiteの「v6スタンダード」は、速度規制がかからず、優先ルートが利用できるようになるオプションです。
v6スタンダード | |
---|---|
料金 | 630円 |
有効期間 | 1ヶ月間 |
例えば、1ヶ月限定で制限なく使いたい!という場合や通常プランに切り替える前のお試しなどにおすすめと言えます。
v6スタンダードは、enひかりカスタマーセンターに連絡すれば、最短で当日から優先ルートが利用できます。
03-5534-9997
営業時間:10:00~19:00
最終受付:18:30
(12月28日~1月7日を除く)
enひかりLiteのキャンペーン
enひかりLiteで実施されている、各種キャンペーンをご紹介していきます。
- 新規工事費無料キャンペーン
- Wi-Fiルーター大特価キャンペーン
それぞれの紹介を見ていきましょう。
新規工事費無料キャンペーン
2024年1月8日のエリア拡大とあわせて、enひかりLiteの新規工事費が無料になるキャンペーンが行われています。
訪問工事がある場合 | 16,500円 → 0円 |
---|---|
訪問工事がない場合 | 2,200円 → 0円 |
特に訪問工事がある場合には、16,500円が完全に無料になるので、絶対にキャンペーンを活用して申し込みをしてくださいね。
ちなみに、通常プランでは新規工事費が無料にならないので、enひかりLiteからのプラン変更(手数料:2,200円)がおすすめです。
Wi-Fiルーター大特価キャンペーン
enひかりLiteに申し込むと、Wi-Fiルーター大特価キャンペーンの利用ができます。
メーカー | NECプラットフォームズ |
型番 | Aterm WG1200HP4 |
無線LAN規格 | IEEE802.11ac(Wi-Fi5) |
IPv6(IPoE) | 対応可能 |
最大通信速度 | 5GHz:867Mbps 2.4GHz:300Mbps |
キャンペーン価格 | 1,100円 |
最新のIPv6(IPoE)接続に対応した、NEC製「Aterm WG1200HP4」が、キャンペーン価格でなんと1,100円で購入できちゃいます。
店頭だと5,000~6,000円が相場だったので、もしv6プラス対応のWi-Fiルーターをお持ちでなければ、キャンペーンをぜひ活用しましょう。
enひかりのキャンペーンについては、こちらの記事で詳しくまとめました。
enひかりLiteのスマホセット割
enひかりLiteでは、対象のスマホキャリアを利用していれば、勝手に割りというセット割で月額料金から110円が割引されます。
キャリア | 割引額 |
---|---|
ahamo | 110円 |
povo | 110円 |
UQ モバイル | 110円 |
ただし一般的なスマホセット割とは異なり、enひかりが勝手に決めたセット割のため、何台利用していても割引額は110円となります。
また割引を適用させるには、enひかりカスタマーセンター(03-5534-9997)への申請が必要です。(申請翌月から適用)
enひかりLiteがおすすめの人
だいぶ癖の強いenひかりLiteですが、どんな人におすすめなのかを解説します。
- インターネットのライトユーザー
- テレワークでしか利用しない人
- 通信費用を見直したい人
インターネットのライトユーザー
インターネットが全くないのは困るけど、たまにしかネットに接続しないという人は、enひかりLiteがおすすめです。
ネット動画やオンラインゲームを全くやらず、簡単な調べもの程度であれば、enひかりLiteでも十分対応することができます。
あまりお金はかけたくないけど、スマホのギガを節約したい人にもおすすめですね。
テレワークでしか利用しない人
次にenひかりLiteがおすすめなのは、テレワークなどで昼間の時間帯にしかインターネットを利用しない人です。
総務省が発表している時間帯別インターネットの利用率を見てみると、19時台~22時台に利用者数が多いことがわかります。
その逆に昼間の時間帯では、インターネットがほとんど利用されていません。
これにより、主に昼間にインターネットを利用する人であれば混雑が起きづらいため、enひかりLiteでも十分対応できることになります。
昼間の時間帯であれば、テレワークのビデオチャットなども対応ができそうです。
通信費用を見直したい人
enひかりLiteは、毎月の通信費用を見直したい人にもおすすめの光回線です。
光回線 | ファミリー | マンション |
---|---|---|
enひかりLite | 4,370円 | 3,270円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
enひかりLiteと同じ光コラボであるドコモ光やソフトバンク光と比べると、ファミリータイプでは1,350円も通信費用が削減できます。
値上げラッシュが続いているので、通信費用の見直しにはおすすめの光回線です。
enひかりLiteのよくある質問
最後に、enひかりLiteのよくある質問について回答していきます。
混み合う時間帯では、インターネットが利用できないの?
ウェブ閲覧やYouTubeであれば、問題なく利用できます。ただし、オンラインゲームをプレイしたいのであれば、通常プランの方がおすすめです。
なぜ混み合う時間帯には、速度が遅くなるの?
コストを抑えるため、通信帯域を通常プランよりも絞っているからです。速度の安定性を求めるなら、通常プランをおすすめします。
v6スタンダードのオプションは、反映されるまでにどれくらいかかるの?
カスタマーセンターの営業時間内に申し込みをすれば、最短で当日から利用できます。(最終受付は18:30まで)
工事費無料のキャンペーンは、いつまで続きますか?
今のところ、キャンペーンの終了時期は未定となっています。ただし、いつ終わるかわからないため、早めに申し込むことをおすすめします。
enひかりLiteの提供エリアは、拡大する予定がありますか?
提供エリアは随時拡大を予定しているようですが、具体的なスケジュールは公開されていません。
まとめ
enひかりLiteは、専用の通信帯域を利用するため、通常プランよりも混み合う時間帯の速度が遅くなりやすい特徴を持っています。
そのため、オンラインゲームを頻繁にプレイしたい人や少しの速度遅延すら許せない!という人にはおすすめできません。
しかし、ウェブ閲覧やYouTubeの視聴、日中のテレワークへの対応であれば、enひかりLiteでも全然問題なく利用することができます。
今なら新規工事費の無料キャンペーンもやっているので、まずはenひかりLiteから利用してみることをおすすめします。
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