2023年3月1日より格安光回線enひかりを運営する㈱縁人から、月額料金がさらに安い「enひかりLite」がリリースされました。

月額料金が安いのはいいね!コストを抑えるためにも、乗り換えちゃおうかな?
しかしenひかりLiteは混雑する時間帯には快適な速度が出せなくなるので、安さだけで飛びつくと確実に後悔します。
特に夜間帯にネット動画を視聴している人やオンラインゲームをやる人にとってみたら、全く使えない光回線と言ってもいいでしょう。
そこで本記事では、enひかりLiteの料金や特徴をまとめ、どんな人におすすめな光回線なのかを解説していきます。
enひかりLiteについて詳しく知りたい人や、毎月の通信費用を抑えたい人は、ぜひ最後までお付き合いください。
\ ライトユーザー向けの光回線 /
通信速度より価格重視の人におすすめ!


マンションISP(ネット無料)の通信会社に14年間勤めているサラリーマンです。仕事で培った通信の知識を活かして、本ブログで情報発信をしています。
enひかりLiteの料金
enひかりLiteは、インターネットの通信速度にこだわらない人向けの光回線です。
最大通信速度はenひかりの通常プランと同じく1Gbpsとなりますが、enひかりLite専用の通信帯域を利用するため、インターネットの混雑状況に応じて大幅に通信速度が遅くなります。
その分、通常プランよりも料金が安いため、通信速度にはこだわりがなく、通信費用を抑えたいという人向けの光回線と言えます。
ファミリータイプの違い
ファミリー 通常プラン | ファミリー Liteプラン | |
---|---|---|
最大通信速度 | 1Gbps | 1Gbps |
契約期間 | なし | なし |
月額料金 | 4,620円 | 4,370円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
基本工事費 | 16,500円 | 16,500円 |
解約違約金 | なし | なし |
マンションタイプの違い
マンション 通常プラン | マンション Liteプラン | |
---|---|---|
最大通信速度 | 1Gbps | 1Gbps |
契約期間 | なし | なし |
月額料金 | 3,520円 | 3,270円 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
基本工事費 | 16,500円 | 16,500円 |
解約違約金 | なし | なし |
また通常プランと同様に、ahamo・povo・UQモバイルのユーザーであれば、enひかりLiteの月額料金から110円の割引が適用されます。
通常プランからLiteプランへの切り替え、もしくはLiteプランから通常プランへの切り替えの場合には、2,200円の手数料がかかります。
\ ライトユーザー向けの光回線 /
通信速度より価格重視の人におすすめ!
enひかりLiteの特徴
enひかりLiteは通常プランと比べて、いくつかの制限が設けられています。
enひかりLiteを利用する場合には、それぞれの特徴をしっかりと理解しておきましょう。
- 混雑すると通信速度が遅くなる
- v6プラス対応のWi-Fiルーターが必要
- オプション加入で通信速度が速くなる
混雑すると通信速度が遅くなる
enひかりLiteは、インターネットが混雑し始めると、通信速度が遅くなる特徴があります。
具体的にどれくらい遅くなるのかは明言されていませんが、ネット動画やオンラインゲームにはまず対応できないと思って良いでしょう。



enひかりLiteと同プランである「So-net光minico」の実測値を見てみましょう。
時間帯 | 下り ダウンロード | 上り アップロード |
---|---|---|
朝 | 243.98Mbps | 203.49Mbps |
昼 | 271.44Mbps | 240.82Mbps |
夕方 | 201.6Mbps | 197.63Mbps |
夜 | 56.34Mbps | 205.88Mbps |
深夜 | 205.81Mbps | 206.83Mbps |
enひかりLiteと同じく、混雑すると速度が遅くなる「So-net光minico」の実測値を見ると、夜間帯には50Mbps台と遅くなっています。
これにより、enひかりLiteも夜間帯には通信速度が遅くなることが予想できます。
v6プラス対応のWi-Fiルーターが必要
enひかりLiteでは、IPv6 IPoE方式とIPv4 over IPv6にて通信が行われます。
つまりv6プラスに対応したWi-Fiルーターを用意する必要があり、未対応のルーターであればインターネットができません。



事前にWi-Fiルーターが、v6プラスに対応しているかを確認しておきましょう。
≫ v6プラス
またWi-Fiルーターを新調する場合には、キャンペーンを利用するのがおすすめです。
オプション加入で通信速度が速くなる
enひかりLiteの「v6スタンダード」のオプションに加入すれば、混雑を受けづらい帯域での利用が可能になります。
料金 | 有効期間 | |
---|---|---|
v6スタンダード | 630円 | 1ヶ月間 |
例えば、夏休みや年末年始などの休暇中は、通信速度を絞られずに思う存分インターネットをやりたい!という場合におすすめです。
利用を希望する際には、enひかりカスタマーセンターに電話連絡が必要となります。
03-5534-9997
営業時間:10:00~19:00
最終受付:18:30
年中無休(12月28日~1月7日を除く)
ただし毎回v6スタンダードを利用するなら、enひかりの通常プランを利用した方がお得です。
enひかりLiteがおすすめの人
だいぶ癖の強いenひかりLiteですが、どんな人におすすめなのかを解説します。
- インターネットのライトユーザー
- テレワークでしか利用しない人
- 通信費用を見直したい人
インターネットのライトユーザー
インターネットが全くないのは困るけど、たまにしかネットに接続しないという人は、enひかりLiteがおすすめです。
ネット動画やオンラインゲームを全くやらず、簡単な調べもの程度であれば、enひかりLiteでも十分対応することができます。



あまりお金はかけたくないけど、スマホのギガを節約したい人にもおすすめですね。
テレワークでしか利用しない人
次にenひかりLiteがおすすめなのは、テレワークなどで昼間の時間帯にしかインターネットを利用しない人です。
総務省が発表している時間帯別インターネットの利用率を見てみると、19時台~22時台に利用者数が多いことがわかります。


その逆に昼間の時間帯では、インターネットがほとんど利用されていません。
これにより、主に昼間にインターネットを利用する人であれば混雑が起きづらいため、enひかりLiteでも十分対応できることになります。



昼間の時間帯であれば、テレワークのビデオチャットなども対応ができそうです。
通信費用を見直したい人
enひかりLiteは、毎月の通信費用を見直したい人にもおすすめの光回線です。
光回線 | ファミリー | マンション |
---|---|---|
enひかりLite | 4,370円 | 3,270円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
enひかりLiteと同じ光コラボであるドコモ光やソフトバンク光と比べると、ファミリータイプでは1,350円も通信費用が削減できます。



値上げラッシュが続いているので、通信費用の見直しにはおすすめの光回線です。
enひかりLiteのFAQ
最後に、enひかりLiteのよくある質問について回答していきます。
- 混雑する時間帯でどれくらいの通信速度が使えるの?
-
混雑状況によって異なりますが、夜間帯ではオンラインゲームに対応できないと思われます。
- v6スタンダードは申し込んでからどれくらいで利用できるの?
-
早ければ申し込んだ当日から、v6スタンダードが利用できます。
- 工事費は無料にならないの?
-
光回線を新設する場合には、基本工事費を一括で支払う必要があります。
ただしフレッツ光や光コラボから乗り換える場合には、基本工事費を2,200円に減額することができます。
- enひかりLiteの提供エリアは?
-
随時拡大を予定されていますが、今現在は東京都と大阪府のみです。
2023年3月1日現在
まとめ
enひかりLiteについてまとめます。
- 月額料金は業界最安値
- 最大通信速度は1Gbps
- 混雑すると速度が遅くなる
- v6プラス対応のルーターが必要
- 快適に利用するにはオプションが必要
enひかりLiteは非常に癖の強い光回線で、通信速度にこだわる人にはおすすめできません。
利用する時間帯を気にしなくない場合や、ネット動画やオンラインゲームを頻繁に利用するなら、通常のenひかりを利用しましょう。
しかし、テレワークでしか利用しない場合や、ウェブサイトの閲覧のみの場合には、enひかりLiteでも十分に対応できます。



インターネットのライトユーザーやスマホのギガを節約したい人におすすめです。
\ ライトユーザー向けの光回線 /
通信速度より価格重視の人におすすめ!
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